OpenClaw 日本語設定ガイド(実務管理・品質向上編)
OpenClaw を日本国内のビジネス環境で運用する際、単に「日本語で話す」だけでなく、出力品質の安定化、用語の統一、および文字化け等の技術トラブルへの対策が必要です。
1. システムプロンプトによる日本語固定
エージェントが英語で回答し始める(Drift現象)のを防ぐため、グローバル設定で指示を固定します。
設定例 (openclaw config)
system_prompt: |
あなたは日本企業の業務アシスタントです。
以下のルールを厳守してください:
- すべての回答は日本語で行うこと。
- 敬語(です・ます調)を基本とし、簡潔に結論から述べること。
- 専門用語は日本国内の IT 業界で一般的な表現を使用すること。
2. 独自用語辞書(Glossary)の適用
社内特有の呼称やプロジェクト名を正しく認識させるため、コンテキストファイルに用語集を定義します。
推奨される管理項目
- 製品名: 正しい表記(大文字・小文字の区別)
- 部署名/役職名: 社内独自の呼称
- 禁止表現: 使用を避けるべきデリケートな表現
3. 技術的トラブルと対策(文字化け・エンコーディング)
特に Windows 環境や古い PDF ファイルを扱う際に発生しやすい問題です。
- UTF-8 の徹底: 入出力ファイルはすべて UTF-8 (BOMなし) で統一してください。
- CSV の文字化け: Excel で開く際に日本語が化ける場合は、Shift-JIS ではなく UTF-8 形式で保存し、Excel の「データ取得」機能からインポートしてください。
- PDF 抽出: 日本語の特殊フォントを含む PDF は
nano-pdfだけでなく、必要に応じて OCR スキルの併用を検討してください。
4. 品質管理 KPI
日本語運用の品質を以下の指標で測定します。
- 不自然な日本語率: 修正が必要だった出力の割合。
- 用語遵守率: 定義した用語集が正しく使われているか。
- 英語混入回数: 日本語指示に対して英語で返された回数。
5. 次に読むべきガイド
参考リンク
- Unicode Consortium (Japanese): https://home.unicode.org/
- OpenClaw Localization Guide: https://docs.openclaw.ai